信州みよたクラインガルテン 大星の杜・面替

集会所+週末賃貸住宅 | 長野県北佐久郡御代田町 | 2015年

「クラインガルテン」はドイツ語で小さな庭。「滞在型市民農園」とも呼ばれ、都市部に住む人々が週末に滞在し、農作業をはじめとした地域の暮らしを体験し、地域の人々と交流できる公共施設である。専用の菜園の付いたラウベと呼ばれる小屋8棟、共同農機具庫1棟、そして交流施設1棟からなる施設全体の設計監理をおこなった。

敷地は、遠景から近景まで四方を美しい信州の山々の風景に囲まれている。交流施設は、土間を中心に、厨房や浴室、トイレ、倉庫といった機能を擁するコアを風車状に配置して、バタフライ型の屋根をかけた。余白の空間は、自由な交流を支えるフレキシブルな空間であり、四隅方向の風景に向かって開いた内部空間となっている。

ラウベの配置も同様に、対角方向で風景が抜けるよう、交流施設のコアの配置と同様に風車状の配置とし、その間にそれぞれの菜園や、ユーザーが集まり、季節におうじて朝市のような催しができる広場、共同菜園など多様な集まる場を用意した。

設計監理:アイダアトリエ+名古屋市立大学久野研究室
設計協力:いしづか建築設計室

施工:堀内組

敷地面積:7,127m2
延床面積:186.32m2(交流施設)/34.50m2(ラウベ)/14.91m2(共同農機具庫)
構造規模:木造在来工法・地上1階

写真:野秋達也