COLUMN

建築学生向けのサイト「LUCHTA」の「旅の追憶」に記事を寄稿しました

建築資料研究社/日建学院が運営する建築学生向けの情報サイト「LUCHTA(ルフタ)」の「旅の追憶」に記事を寄稿しました。「旅の追憶」とは、建築家が影響や刺激を受けた建築物を紹介する連載企画です。

今回は「修道院」への旅の記憶を辿りました。イタリアの作家・記号学者であるウンベルト・エーコの『薔薇の名前』はヨーロッパ中世の修道院を舞台にした重厚な小説ですが、風景について学んでいた学部時代に読み、修道院について興味を抱くきっかけになりました。
その後留学した大学院の建築理論の授業で、修道院という場所(制度)が、修道士たちの聖務日課=今でいう「時間」の概念を生み出したということを学びました。修道院の特徴は、その建築の空間構成だけではなく、共同生活や祈りや学び、生産の場でもあり、さらに時間という制度=文化を生み出した場であったことを知り、さらに関心が深まったのです。

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フォントネーのシトー会修道院