Kitakyushu Innovation Gallery and Studio
北九州イノベーションギャラリー(現・スペースLABO ANNEX)
博物館 福岡県北九州市
2007
北九州市のミュージアム群を構成する文化・人材育成施設。史跡である東田第一高炉や高速道路など、敷地周辺の超人間的スケールの空気感を切り替えるため、低層のボリュームを八幡製鐵所の歴史的軸線をふまえて配置した。ライブラリー、シアター、カフェ、展示室など各プログラムはエントランスから一望できるレイアウトとし、中庭を中心に回遊性を高めた。こうした館内の多様なプログラムを鉄骨H鋼による斜格子の構造システムと、屋根・壁が連続して見えるアルミパネルとガラスの繊細な外皮によって包み込み、全体として緊張感のある量塊としての表現をねらった。
受賞歴
(社)照明学会・平成19年照明普及賞「優秀施設賞」受賞(2007年)
掲載
月刊建築技術 2007年10月号 日経アーキテクチュア別冊・美しい屋根2007年
DATA
総合設計監修:田中皇彦+会田友朗(StudioNODE)
名称:北九州イノベーションギャラリー(現・スペースLABO ANNEX)
用途:博物館その他
所在地:福岡県北九州市八幡東区
実施設計・監理:佐藤総合計画
施工:ハザマ・九鉄共同企業体(本体棟)
今村工務店(工房棟)
設計期間:2004年7月~2005年6月(12ヵ月)
施工期間:2005年7月~2007年3月(1年9ヵ月)
構造規模:鉄骨造・地上2階建
敷地面積:23,950m2
建築面積:2,703.85m2
延床面積:3,196.73m2
[2,687.35m2(本体棟)、509.38m2(工房棟)]
最高高さ:9.080m
写真:四宮佑次 他